訪日韓国人の目的地決定は、NAVERで起きています。広告枠の下、ブログとカフェ(コミュニティ)の領域です。弊社は出発の60日前、「どこへ行くかを決める瞬間」から関与します。
NAVERの検索結果は上下に分かれます
上部は広告が占め、その下をブログとカフェが埋めます。同じキーワードなのに画面が二つあるということです。
大手プラットフォーム(予約サイト・OTA・比較サービス)がすでに枠を押さえています。ここに入るには、彼らと同じ単価で競争することになります。
同じ検索語なのに画面がまったく違います。「エリア別の宿おすすめ」「4泊5日の宿泊レビュー」——広告が答えられないことに答えています。
30代の韓国人2名、3泊4日、大阪往復。実際の検索の流れをもとに構成した典型的な行動導線
旅程の骨組みがここで決まります。本文には関西空港、難波、道頓堀、ユニバーサル・スタジオ、京都までがすでに登場します。どの地域がその旅程に入るかが、この画面で決まります。
総予算が決まります。「3泊4日 2人 コスパ費用まとめ」——ここで決まった予算が、その旅行で使える総額になります。以降すべての選択の上限になります。
宿の決定。全行程で客単価が最も高い瞬間です。
現地で検索し、結果を見てすぐ移動します。検索から移動までが最も短い区間です。下層の記事には地図リンクやフロアごとの座席情報まで含まれています。広告が埋められない実務情報がここにあり、その情報が実際の来店をつくります。
この記事が次の顧客の D-60 の検索結果になります。「4回目の旅行先」「2度目の大阪旅行」——リピート訪問の口コミが上位を占めます。この区間に広告はほとんどありません。ある理由もありません、すでに訪れた人だからです。
バイラルマーケティングは「検索1位をつくる仕事」と理解されがちですが、実際の仕組みは異なります
検索結果の1ページ目には、複数の記事が並びます。旅行を準備する人は最初の一本だけ読んで閉じることはありません。複数を開き、突き合わせ、繰り返し出てくる場所を信頼します。その過程を、コース・費用・宿・グルメ・口コミと複数のキーワードにわたって繰り返します。
ですから目標は特定の順位を一つ取ることではありません。記事を継続的に積み上げ、1ページ目に自社の記事が何本残っているかです。
数本書いても大半は後ろに押し下げられます。顧客が読む記事の中で、自社の記事に出会う確率がほとんどありません。
どのキーワードで検索しても、どの記事を開いても同じ名前が繰り返し登場します。
一度見えることと、繰り返し見えることは違います。人は一度見た名前を覚えません。異なる記事で同じ場所が繰り返されたとき、はじめて候補として残ります。
順位を決めるのは媒体です。こちらが決められるのは、どれだけの記事を、どれだけのキーワードに、どれだけ継続して置いておくかです。
NAVERは文書の品質だけを見ません。書いたアカウントがどのようなアカウントかも併せて見ます
投稿履歴、テーマの一貫性、読者の反応が蓄積したアカウントだけが上位に入ります。新規アカウントでは同じ記事を書いても表示されません。
タイトルと本文のキーワード配置、段落構成、画像の点数と配置、滞在時間をつくる流れまで規格があります。良い文章と、拾われる文章は別です。
同じアカウントが同じテーマを繰り返すと、検索結果で一つにまとめられます。複数本が同時に露出するにはそれぞれ異なる執筆者が必要です。
上位記事は2〜4週間単位で入れ替わります。確保した枠を維持するには、継続して補充し続ける必要があります。
この四つを広告主が自前で揃えるのは困難です。アカウントを育てるだけで数か月かかり、複数の執筆者を同時に動かすにはそれだけのネットワークが必要になります。
| セグメント | 狙う区間 | 設計の考え方 |
|---|---|---|
| 自治体・観光組織 | 旅程の中に入る | 旅程は旅マエ区間で組まれます。コース・費用キーワードで、その地域が旅程の一コマとして言及されるよう設計します。認知が低い地域ほど、この段階での関与が決定的です |
| 宿泊施設・ホテル | 客単価が最も高いキーワード | 宿の検索は決定直前であり、客単価が最も高い瞬間です。上層は広告で、下層はエリア別・宿泊レビューのコンテンツで同時に確保します |
| 商業施設・小売・飲食 | 旅ナカの即時流入 | 検索から移動までの間隔が極めて短い区間です。営業時間・場所・免税といった実務情報を押さえ、プレイスと連携して来店へ直結させます |
| 広告会社 | 韓国検索チャネルの実行パートナー | 貴社が代理店へ再販される体制であれば、弊社は韓国検索チャネルの実行パートナーとして後方から支援します(代理店単価あり) |
実際の検索結果をもとに、どのチャネルをどの順序で投入するかを設計します
検索結果の上位4枠を占めているのは店舗ではなく、個人ブロガーと競合店でした。写真45枚で住所・営業時間・注文方式まで店舗に代わって説明する記事、店舗を観光ルートの一コマとして競合と並列に扱う記事、そして同じ画面に露出する別店舗。
4枠すべてが店舗のつくっていないコンテンツです。広告費を投じていないのに露出だけは発生しており、だからこそ何も制御できていません。飲食店には ① パワーブログで上位枠を埋める② プレイス設定+レシートレビューで来店転換③ クリップで面を広げる④ インフルエンサー の順序で取り組みます。
1位は韓国最大の日本旅行カフェの質問投稿でした。旅館3館の実名を挙げて口コミを尋ねています。指名検索の需要が実名で発生しているにもかかわらず、当の3館は誰も答えていません。
2〜4位はいずれも競合旅館。写真33枚・46枚・70枚の詳細な宿泊記で、うち1件では宿泊価格まで第三者に語られていました。意図しない価格ポジションが定着します。
1位の枠はカフェの質問投稿です。ブログだけでは、この枠に答えることができません。宿泊業には ① 知識iN+カフェで質問の面に答える② パワーブログで情報型の枠を確保③ 上位表示保証型で指名キーワードを固定④ クリップ の順序で取り組みます。
業種と対象エリア(または施設名)をお知らせいただければ、実際のNAVER検索画面をキャプチャし、いま誰がその枠を占有しているかを整理してお送りします。無料です。
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